~白ごはん いわしのおかか煮 わかぴーあえ 豚肉と春菊の相性汁 メロンミルクプリン 牛乳~

 検食簿より(検食とは、給食の安全性と味を確認するための事前の試食のことです)

 「いわしもわかぴーあえもおいしく、相性汁は濃厚なスープという感じで、バランスの昼食だと思いました。」

 この日は、1・2年生を対象に、やまぐち畜産ふれあい体験学習を実施しました。これは、県畜産振興協会、県酪農乳業協会が主催されている事業の1つで、本校では、生産者の話、搾乳体験、子牛とのふれあいを実施しました。

 『この牛は何歳だと思いますか?』と子どもたちに聞くと、3歳くらいと予想する子どもたちが多かったです。しかし、生後4~5カ月ということを知るとその大きさに驚いていました。

 子どもたちは日ごろから「いただきます」や「ごちそうさま」といったあいさつを通じて、感謝の気持ちを表しています。しかし、学校の調理員さんや身近な人のことを思い浮かべることはあっても、その先にいる食材を生産してくださる方々への感謝の思いを深めることは、少し難しいかもしれません。また、食べ物がどのように作られているかを知識として学んでいても、それが本や映像の中の話にとどまり、生産の現場での思いや実際の苦労を実感する機会は限られています。今回の「牛とのふれあい体験」を通じて、食べ物の背景にある命の存在や、それを支える方々の努力に思いを巡らせるきっかけになれば、うれしいです。

 今回のような食べ物がどのように育てられ、私たちのもとに届いているのかを学ぶことで、今後の「いただきます」や「ごちそうさま」などのあいさつがそれぞれの中で意味が広がっていくのではなないかと思います。