山口大学教育学部附属山口小学校
令和6年度
【研究主題】自ら学びをつなぐ子どもの育成~学びの過程に着目して~
【幼小中一貫教育研究主題】自ら学びをつなぐ子どもの育成~学びの過程に着目して~
自ら学びをつなぐ子どもの姿とは、どのような姿であろうか。例えば、自ら問いをもつことができる子ども、仲間と協働しながら学ぶことができる子ども、学びの過程を振り返ることができる子ども等が挙げられる。
本研究の目的は、学びの過程を研究の対象とすることで、学んだことを次の学びにつなごうとする子どもを見取り、その際の思考の流れや、そのために有効な教師の働きかけを明らかにしていくことである。子どもは、学びの結果(学んだこと)として資質・能力(三本柱、見方・考え方、汎用的認知スキル、非認知的能力等)を向上させていくが、その学びの過程(学ぶこと)にこそ、子どもの思考の流れや教師の働きかけが表出するからである。学びの過程における子どもの思考の流れを適切に捉え、次の学びにつなぐ意識を生むための適切な教師の働きかけを、学園の全教職員で追究していきたい。このことが、自ら学びをつなぐ子どもを育成し、めざす人間像を実現していくことにつながるであろう。